野球においてバッティングの醍醐味は遠くへ飛ばすホームランですが、ピッチングの醍醐味は三振をとることだと言えます。
そしてピッチャーである以上誰一人として打たせたくない願望は誰もが持っているものです。
ここでは「野球が上達するためのピッチングの基本」を考えていきます。
ピッチャーという役割と心構え
野球というスポーツはピッチャーが投げなければ試合が始まりません。
またバッターはピッチャーが投げるボールに対してバッティングを行います。
したがってピッチャーの投げる一球によって試合の展開は大きく左右されます。
ここでは精神論的な内容はあまり用いませんが基本として必要な心構えは知っておいて欲しいものです。
ピッチャーとしての心構えで基本にして欲しいことは信じるということです。
それは自分を信じることと周りを信じることです。
ピッチャーというポジションは野球での中心的な存在でもあります。
しかし時には孤独なポジションでもあるのです。
だからこそ自分をしっかり持つことと周りを信じて投げる姿勢が必要なのです。
ピッチャーに必要な技術
試合におけるピッチャーの役割は相手打者を打ち取ることです。
その打者を打ち取るのにピッチャーに必要な基本的な技術は強いボールをコントロール良く投げれるということです。
ここで速いボールではなく強いボールとしたのは、いくらスピードガンの計測が速くてもホームランを打たれてしまえば意味はありません。
しかし計測が遅くてもしっかりと打者を打ち取ることがピッチャーとしての目的だということはしっかり理解しておく必要があります。
強いボールをコントロール良く投げるにはもちろん基本となるフォームをしっかり自分のものにすることなのです。
基本となるフォームを身につけるために
バッティングにおいてもピッチングにおいてもいい打球を飛ばしたり、いいボールを投げるにはしっかりとしたフォームを身につけることです。
いいボールというのは速いだけではなくバッターが打ちにくいボールのことです。
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この打ちにくいボールというのは打者の手元で伸びるような感覚があるボールです。
つまりバッターからすると捉えたつもりが詰まったり、振り遅れたりする感覚が残るのです。
このようなボールの特徴はまず、ボールの回転数が多いということとピッチャーの球離れ(ボールを離す位置)が遅いという点です。
ボールの回転数が多いと言うのはいわゆるスピンのかかったボールとも言われています。
基本的にボールはピッチャーの手元を離れた瞬間から打者の所にくるまでに球速は落ちていきます。
スピンの聞いたボールはその球速の落ちが少ないと言うことなので、バッターからすると速く見えるのです。
そしてもう一つの球離れが遅いと言うのは、ピッチャーの手からボールが離れる位置がバッターに近くなる分タイミングが取りずらくなり速さを感じやすくなると言うものです。
このようなボールをコントロール良く投げれるようになるには、まずはリリース(ボールを離す位置)をしっかり体で覚えることです。
この練習方法としてタオルを使ったシャドウピッチングなどが基本の練習です。
そしていいボールを投げるためには下半身の力と体幹の力が必要になります。
最終的にバッターの手元での力強いボールを投げるためには最後の一押しができる下半身と体幹の力が必要ということになります。
下半身の強化に欠かせないのがランニングです。
ランニングはすべての運動の基本でもありますし、ピッチャーにとってランニングの強化は絶対に欠かせません。
そして今は体幹を強化するトレーニングを色々と取り入れられています。
体幹のトレーニングもいいボールを投げるために欠かせないトレーニングですので正しく理解して取り入れてください。
このランニングと体幹のトレーニングをしっかりとして、下半身を土台としてボールのリリースポイントをしっかり身につけることがいいボールを投げるための最低限おさえておかなければならない基本です。
野球のピッチンングの技術を上達させるためには必ず基本が土台となるので、ランニングなどの基本練習は欠かさないようにしたいです。
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