野球で盗塁を成功させるのに一番大切なのがスタートです。

盗塁の成否はこのスタートにかかっていると言っても過言ではありません。

ここでは「野球が上達するための盗塁のスタート」を考えます。

1.盗塁は誰でもできるもの

足の速い選手だけが盗塁に成功するのかというと決してそうではありません。

足の速い選手でも失敗しますし、反対に足の速くない選手でも盗塁はできます。

その盗塁で最も重要なのがスタートです。

つまり、足が速くてもスタートが悪ければアウトになりますし、足は速くなくてもスタートがよければセーフになります。

したがって盗塁の8割はスタートと言ってもいいですし、いいスタートが切れれば誰でもセーフになることはできるのです。

2.盗塁は技術でできる

盗塁はいいスタートを切ることですが、いいスタートとはタイミングということになります。

一番いいタイミングはピッチャーがバッターに向かって投げる動作に入ったと同時にスタートが切れた時です。

右ピッチャーでは左足が、左ピッチャーでは右足が動いだと同時にスタートを切るのです。

しかし現実はそのようなタイミングでスタートを切るのは難しいので、できるだけそのタイミングに近づけるように練習をすることです。

そのいいタイミングを見つけるにはまずピッチャーをしっかりと見ることが大事です。

そしてピッチャーをしっかり見ることでそのピッチャーの癖や投げるリズム、牽制のパターンなどを見つけることができます。

そのような癖やパターンなどを見極めることができればいいタイミングでスタートを切ることができ、盗塁に成功する確率は上がっていきます。

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世界の盗塁王と言われた日本を代表する盗塁のスペシャリスト福本豊氏は「盗塁は目でするもの」とまで語っています。

また、いいスタートができる技術を自分のものにするには実はたくさん失敗しなければ自分のものにすることができません。

スタートのタイミングの取り方も何度も自分でタイミングを測りながらベストのタイミングでスタートを切ることなのです。

3.正しく体を使うことが大事

その次に大事なのはスタートを切る体の使い方です。

いいタイミングでスタートを切ってもスタートを切った時の姿勢が良くないと走るスピードに勢いがつかなくなってしまいます。

リードをとって構えている状態からスタートを切る時はまず左足から一歩を出します。

この時に体を90度反転させて二塁へ向かうのですが、この反転をする時に上体は絶対に浮かさない、頭を上げないということです。

ここは細心の注意が必要です。

スタートを切って右に反転した瞬間、二塁ベースを見ると頭が上がるので、一歩目を踏み出した時は地面を見るぐらいの意識でスタートを切ることが大事です。

盗塁を上達させるためにはスタートの切り方をしっかり覚えることです。

その基本は低い姿勢でスタート切ることを意識することです。

そしてさらには相手ピッチャーを良く見てスタートのタイミングを見極めることができれば盗塁に技術は着実に上達していきます。

盗塁を決める技術を身につけることは野球選手としてのスキルを上げることにもなり、チームにとっても大きな武器となります。


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