野球の試合において、ホームスチールは大変勇気のいるプレーです。確率からすれば、50回試みても、1回成功すれば上出来でしょう。
それを上達させて、できるだけ高い確率で成功させるには、どうしたらよいのでしょうか。
1.野球のホームスチールのやり方
たとえ、50回に1回しか成功しなくても、一か八か試してみる価値はあります。
それにはまず、相手選手にばれてしまうような、大きいリードはとらないことです。
普通のときと同じリードをとり、ピッチャーが足をあげたら走りますが、成功する秘訣は、バッターが追い込まれた2-1や2-2のカウントで、ピッチャーがバッターを三振に取ろうと集中した時や、アウトローに変化球を投げるような場合を狙って走るのです。
またピッチャーが振りかぶって投げる、いわゆるワインドアップで投球する時には、ピッチャーは三塁ランナーに無警戒ですので、成功させやすいでしょう。
キャッチャーにも気づかれにくいように、ややラインよりを走り、バッターが右打者の時を狙っておこなうのがよいでしょう。
スタートを切ってから、もし間違いなくアウトのタイミングの場合には、しょうがないのですが、意識して三本間に挟まれましょう。
挟まれたからといって、簡単にあきらめてはいけません。
できるだけ相手の野手にボールを投げさせて、落球を誘いだします。
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たとえ自分の体にタッチされても、体を大きく揺さぶって落球すれば儲けものです。
決して野球のプレーでは、あきらめてはいけません。
もうひとつ、ホームスチールを成功させる秘訣は、相手が左ピッチャーのときです。
左ピッチャーの時は、ピッチャーが足を上げる前に一か八か走るのが得策です。
ゆっくりとスタートを切り、徐々にスピードを上げながら、ホームに突進します。
2.ホームスチールの注意点
野球の試合でホームスチールは、打席に立っているバッターが、強打者の場合や、その日の調子がよく当たっているバッターの時には、決して行うべきではありません。
逆に下位打線のバッターで、その日の調子もよくなく、ホームスチールを試みる価値がある場合にだけ行いましょう。
それだけリスクの大きいプレーです。
また、監督のサイン無しで行うと、バッターが三塁ランナーが走ったことに気付かないで、バットを振ってしまう危険がありますので、なるべくノーサインでのホームスチールは避けたほうがいいでしょう。
他にピッチャーやキャッチャーが、ファーストやセカンドへ牽制球を投げた時に、ホームに突っ込むというケースもあり、これもりっぱなホームスチールです。
これらの走塁を上達させておけば、野球の試合の大事な場面でかならず役に立つはずです。
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