野球をしていて遠投と言われて投げさせてみると意外と間違った解釈をしている人が多くいます。
1.遠投とは
野球をするうえで遠投という言葉はよく耳にすると思います。
聞いた人の中で遠投をして下さいと言われると、とにかく遠くにボールを投げる事を意識して山なりのボールを投げてしまうと思います。
しかし、野球の試合で山なりのボールを投げる事はないですし、そのようなボールをいくら遠くに投げれるようになったとしても実際の場面では使えませんので同じ必死に遠くに投げるように練習を行うようであれば低い弾道で遠くに投げられるようにした方がいいです。
その方が野球人としてのパフォーマンスは上達していきます。
2.遠投練習メニュー
山なりのボールを投げる事はなぜいけないのかというと、遠くに投げようと山なりつまり斜め上方向に向かってボールを投げだします。
そうする事により、肘が下がってしまい痛めてしまう恐れもあるからです。
ですから、低い弾道で必死に遠投の練習メニューをこなす事が実際に野球で使用できる遠投に繋がっていきます。
そこで、練習メニューですが基本的にはキャッチボールが理想です。
その場面で少しずつ遠くに離れていき、相手の胸に向かって送球する。
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それを意識して行うことによって遠投は身についていきます。
しかし、注意点もあります。
注意点とは、その送球した球の弾道が自分の身長の1.5~2倍くらいまで上に投げる事はいいですがそれ以上になってしまわない事です。
そこにだけ、注意して投げ続ける事で遠投の力は上達していきます。
そして、少しずつ下がって練習をしたとしても50メートルくらいまでの距離で十分です。
実際野球では、外野からの送球であっても内野の中継プレーがありますし、そこまでしっかり投げてあげる事で試合に活かすことが出来ます。
プロのプレーを見ても、大きな山なりのボールを投げているシーンはないと思います。
低い弾道で内野に返球するか若しくは自分で投げてワンバウンド又は低い弾道で返球する事はよく目にすると思います。
ですから、とにかく低い弾道に心がけて練習し、相手の胸にしっかりと投げる事、どうしても遠投の練習を行いたいのであれば、いかにして40,50メートルの距離を相手に正確に速く届けることが出来るかを練習していった方が役にたつと思います。
なので、距離を離れてキャッチボールをした時に投げるボールのスピードを上げて尚且つ正確に相手に投げて練習する事が一番の練習メニューです。
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