野球において、ダッシュ力がつくということは、盗塁だけでなく、様々な場面で有利になりますので、ダッシュを取り入れた練習メニューをつくり、野球の技術を上達させなければなりません。
1.野球のダッシュのやり方
走攻守すべての場面で言えることですが、目標物に向かって行くのに、できるだけ最短で到達できるようにします。
円を描くように進んだり、膨らむような感じではなく、なるべく直線的に向かっていくという事が大事になってきます。
バッターならば、ベースに向かって直線的にダッシュします。一塁をかけぬける時はもちろんのこと、一塁ベースから二塁ベースに向かう時も、一塁ベースの手前で多少膨らむ感じにはなりますが、できるだけ直線的に走ります。
そして、なるべくベースの左の手前側でベースを踏み、体を左にターンさせるような感じで走り抜けます。
それは、バッティングで左足をステップしたときにおこなう体のターンとおなじような動きです。
そうすると、走ってきた勢いを緩めることなく、次のベースに、効率的に前に進むことができます。
一塁ベースの手前で大きく膨らんでしまって、ベースの真ん中を踏んでしまうようでは、大変な時間のロスになってしまいます
守りの場面では、打球の行方を即座に判断して、直線的に飛んでくるボールに向かってダッシュしますが、その時にバウンドを合わせようとせずに、なるべく通常のダッシュのスピードでボールに向かって行ってください。
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2.ダッシュ力を上げる練習
ダッシュをする時には、なるべく大きい歩幅で、体をあまり上下動させずに走るようにします。
そうすることで、目的物まで早く到達することができます。
例えば一塁ランナーに出てリードしても、歩幅が大幅ならば、牽制球がきても容易に戻ることができます。
特に盗塁をしようと考えていると、リードを大きくとりがちですので、常に2歩で戻れる状態を作っておけば、牽制されても慌てる必要はありません。
守備においても、できるだけ大きい歩幅で、あまり腰を下ろさずにボールに向かっていったほうが、勢いを緩めずに捕球から送球の動作へ入ることができます。
野球のダッシュの練習は、それほど長い距離を走る必要はありません。
外野手でもせいぜい50メートルくらいを全力で走る感じですので、ダッシュの練習は塁間の約30メートルから、50メートルくらいを繰り返すと良いでしょう。
あまり疲れない程度に、多くても20本くらい繰り返せばいいと思います。
その時意識することは、歩幅を大きくして走ること、そしてなるべくかかと側から着地して走ることを意識すれば、ダッシュの練習が、走塁だけでなく守備にも生かすことができます
一石二鳥になるような効率的な練習をしましょう。
野球選手は走攻守三拍子揃った、バランスのいい選手を目指すべきですので、それぞれが同じように上達するようなメニュー作りが必要になってきます。
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