野球の試合では、フィールドには9名の野手がいます。9名はそれぞれのポジションを守ることになりますが、野手がミスをしないとは限りません。
9名がしっかりとバックアップをする必要もあります。特に、野球の守備において、外野より後ろは守る人がいません。従いまして、外野手同士でのバックアップは非常に重要なものとなります。
そこで、今回は外野において、バックアップの仕方について紹介します。
1.レフトのポジションによるバックアップ
野球の試合においてレフトのポジションのバックアップとしては、主に2つの役割があります。
1つ目はサードのバックアップです。
例えば、ランナーが2塁にいたとして、3塁に盗塁を試みた場合、キャッチャーはランナーをアウトにするために、サードへボールを送球します。良い送球であればサードは捕球できますが、悪送球で捕球できない場合には、レフトがそれをカバーします。
このカバーができないと、外野へボールが点々とし、ランナーは本塁に還ってくることになります。
もう1つはセンターのバックアップです。
野球の試合において、センターからレフトに打球が飛んできた場合、センターが捕球体勢に入ることがわかれば、レフトはセンターの野手の後ろ側へ走り、バックアップを行います。このバックアップも、仮にセンターが捕球できない場合には重要なポイントとなります。
2.センターのポジションによるバックアップ
センターのポジションのバックアップとしては、主に2つの役割があります。
1つ目は2塁のバックアップです。
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例えば、ランナーが1塁にいたとして、2塁に盗塁を試みた場合、キャッチャーはランナーをアウトにするために、2塁へボールを送球します。良い送球であればショート、もしくはセカンドが捕球できますが、悪送球で捕球できない場合にはセンターがそれをカバーします。このカバーができないと、外野へボールが点々とし、ランナーは本塁に還ってくることになります。
もう1つは2塁へのバックアップです。
例えば、野球の守備において、内野手が若干の前進守備の体系をとっている場合に、1塁ランナー2塁ランナーがいる場合、センターはランナーを走らせないようにセンターから2塁に入るような素ぶりをしながら、ランナーが進塁しないように意識づけをしたりします。ピッチャーがボールを投げたら、自分のセンターの定位置に戻り、打球の行方に気を配ります。
3.ライトのポジションによるバックアップ
レフトのポジションのバックアップとしては、主に2つの役割があります。
1つ目はファーストのバックアップです。
例えば、野球の試合において、バッターが内野への打球を打った場合、内野がファーストに投げることになる頻度が高くなりますが、仮に内野手がファーストへの悪送球をした場合には、ライトがカバーする場合があります。
ランナーがいない場合には、ファーストへのバックアップはキャッチャーですが、ランナーがいる場合には、ライトがカバーします。
もう1つはピッチャーのファーストへの牽制球へのバックアップです。
ファーストが牽制球を取れない場合にはライトがカバーします。
このように外野手は自分のポジションのみならず、内野手のバックアップとして野球の試合展開をみながら、常に動きながら守備をする必要がある、重要なポジションなのです。
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