野球の守備練習で基本として行われるのがノックでの練習です。

守備のいい名手と言われる選手はノックを数多く受けて基礎をしっかり身につけてきました。

ここでは「野球が上達するためのノックのあり方」を考えます。

1.ニーズに合わせたノックのスタイル

野球の練習にノックは欠かすことのできないプログラムです。

ノックにはシートノックというポジションについて実践に則したノックや個人ノックのようにポジションや個人の選手に特化したノックなど特に強化したい個人や動きなどに応じた様々なノックがあります。

シートノックは各ポジションについて試合で起こりうるあらゆる場面を想定し、チームとしてまたは個人としてどのように判断して取り組んでいくのかを練習します。

つまり実践的で総合的な守備練習がシートノックです。

個人ノックは一人や二人といった少人数で集中して数多くのノックを受ける練習です。

プロ野球のキャンプなどでも特守と言われて多くの球団が行っている練習です。

2.ノックを受ける意味

ノックの目的は守備力を上げることであり、守備の基礎をしっかり固める練習でもあります。

したがってノックを受けることでボールをしっかり捕ることを体で覚える練習なのです。

そのためには正しいボールの捕り方からスローイングの流れをしっかりノックで覚えなければなりません。

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3.正しい捕り方を繰り返す

ここでよく問題視されるのが100本ノックや1000本ノックと言われるノックです。

一人の選手が集中して数多くのノックを受けることで守備を鍛えるということですが、これには賛否両論あります。

もちろん、守備を上達させるためには数多くノックを受けることは必要です。

しかし、ノックがただ単に体力をつけるとか、根性をつけるなどの精神論的なしごきの要素が含まれているのはあまり意味のあるものではありません。

ノックはあくまでも守備力を上げるためであり、基礎を固めるものでもあるのです。

横っ飛びで飛びつくような打球を捕る練習も時には必要かもしれませんが、それよりは緩い打球を正しく足を使ってボールを捕る練習を繰り返した方が基礎も固まりますし、足を使うことでボールに早く追いつく練習になります。

外野手も同じで左右に走りながら打球に追いつく練習もありますが、正しい体の使い方でボールを追いかける練習をしっかりすることが大事になります。

ノックを打つノッカーは自在にボールを打つことができます。

しかしそのノックの一球一球を常に目的と意図を持ったものにしなければなりません。

受ける選手もその意図をしっかり理解しながらノックを受けることで守備も早く上達し、チームとしての守備力も上がっていきます。

ノックは数多く受けるに越したことはありません。

しかし、打つ側も受ける選手もしっかりと目的をもって練習することが何よりも大切なことになるのです。


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