野球では、キャッチャーがサインを出す際、気をつけなければならないのが、相手の選手に、そのサインを盗まれてしまうという事です。

しかしこれは、プロ野球の世界でもないかぎり、めったにあることではありませんが、キャッチャーは注意が必要です。

1.野球のキャッチャーのサインの出し方

まずキャッチャ―は、相手のベンチやランナーコーチから、サインを盗まれないようにしなければなりません。

そのため、ミットを持っている手を、左膝の上で広げて、サードコーチャーや相手ベンチに手の動きがわからないようにします。

そして、サインを出す手は、やや右寄りに出してファーストコーチャーにも見られないようにします。

また、足をあまり広げてサインを出すと、ランナーに、サインが盗まれてしまうこともあるので、足幅を広げてサインを出すのはよくありません。

ピッチャーの配球には、一般的には手の動きだけでサインを出しますが、そのほか内野手には、ピッチャーが牽制球を投げる時などに、上半身を使ってサインを出すこともありますし、内野手はそのサインを外野手に伝えることもあります。

サインプレーの上達したキャッチャーは、牽制球をする時に、難しいブロックサインなどで送ったりもします。

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ブロックサインとは、上半身の一部分にキーとなるポジションを決めておいて、その場所の次に触った場所が、メインのサインとなるといった具合です。

キャッチャーは、アウトカウントや、得点の状況など色々な条件を考えて、サインを出さなければいけませんので、常に頭にアンテナをはりめぐらせておかなくてはなりません。

2.具体的な方法

少年野球の試合でしたら内角、外角のボールを要求するのに、キャッチャーは手を左右に動かして区別すればいいと思いますが、それ以上のレベルになると、もう少し複雑なものにする必要があります。

例えば、最初に出す指がコースを示すサインで、指一本出したらアウトコース、二本でインコース、次に出す指が球種を示すサインで、指一本でストレート、二本でカーブなど、やり方は様々あります。

野球の試合でサインミスをすると、キャッチャーが捕球することが大変難しく、下手をすると、怪我をしてしまうこともありますので、ピッチャーとキャッチャーは、よく話し合って間違いのないように、決めておかなくてはなりません。

野球では、サインをあまり複雑なものにすると、サインを出す事や理解する事に気持ちが動いてしまい、プレー上達の妨げになってしまうこともありますので、できるだけシンプルなものにするとよいでしょう。


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