近年の野球ではキャッチャーに対する重要性が多く取り上げられています。
そのキャッチャーに求められる上手いキャッチャーとはどのようなキャッチャーなのか?
ここでは「野球が上達する上手いキャッチャー」について考えてみます。
1.強いチームには名捕手がいる
野球のキャッチャーというポジションは重労働なポジションであるにもかかわらず、一番地味で目立たないポジションです。
名捕手と謳われてきた選手の多くは「もし生まれ変わったらもう一度キャッチャーをやるか?」という質問に「野球はしてもキャッチャーはしない」と答えています。
つまり、それぐらいキャッチャーというポジションは大変だということなのです。
しかし、プロ野球でも各チームに黄金期と言われる強い時代が築いた時期があります。
そこの共通しているのがその時代には名捕手がいるということです。
では名捕手、つまり上手いキャッチャーとはどのようなキャッチャーなのかと言われると定義付けはむずかしくなりますが、キャッチャーとして基本的に必要な要素を絞って考えてみます。
2.キャッチャーに必要な技術
キャッチャーの動きで一番多いのがピッチャーからの投球を受けるキャッチングです。
これはピッチャーの投げる速球をはじめ多様な変化球をしっかりキャッチすることですが、投球は常にストライクゾーンだけに来ることはなく、ワンバウンドや大きくそれる投球もあるので、そういう投球もしっかりと捕れなければなりません。
この投球に対するキャッチングの上手いキャッチャーは捕った時の音が非常にいい音を出すということです。
これはボールをミットの芯でしっかり掴んでいる証拠でキャッチングが上手くないといい音は出ないからです。
スポンサーリンク
またキャッチャーがいい音を出して捕るとピッチャーの気分もよくなり乗りやすくなります。
次はスローイングです。
試合前に相手チームが必ず確認するポイントはキャッチャーの肩の強さ、スローイングの正確さです。
肩の強さ、スローイングの良さは上手いキャッチャーかどうかの客観的な判断となります。
スローイングがいいキャッチャーとは低い送球で速く、正確なスローイングができているキャッチャーです。
そしてもう一つはフットワークのいいキャッチャーです。
フットワークの良さはキャッチング、スローイングにも大きく影響を与えます。
フットワークがいいとキャッチングも上手くなるし、スローイングも上手くなっていきます。
3.キャッチャーは扇の要
キャッチャーは扇の要と言われています。
要がしっかりしていることで扇は綺麗に開くことができます。
キャッチャーが上手いと守備全体がしっかりとしていきます。
上手いキャッチャーの基本はキャッチングの上手さ、スローイングの上手さ、フットワークの良さになってきます。
更にリードや配給ということも言われますが、これはある程度の知識と経験を積んで覚えていくことなのでリードや配給の上手さというのは簡単には測ることはできません。
ただし、このリードや配給もキャッチャーとしての基本的な技術が土台となりますので、基本をしっかりと身につけることが大事になります。
キャッチャーとして上達していくには基本的な技術をしっかり身につけた土台の上で知識や経験を積んでリードや配給も上達していくのです。
そのためには、上手いと言われるキャッチャーを見本として練習を積み重ねることで早く上達していくことができるのです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク