野球のバッティングにおいては、遠くにボールを飛ばすにはどのようにすればよいでしょうか。

例えば、スイングスピードをあげることや、スイングをレベルスイングすることにより、ボールに力を十分に伝えることができますが、もっと大事なことがあります。
それが野球のスイングにおける体重移動です。

1.体重移動の重要性について

野球のバッティングにおいて、バットからボールに力を十分に伝えるには、力強くボールを叩く必要があります。よくあるのが、腕力だけに頼ったバッティングです。

腕力の強い選手であればよいですが、腕力だけのバッティングでは、ボールに伝わる力も弱くなりますし、打ち損じも発生します。したがいまして、力強いバッティングをするには、全身を使ったスイングが求められますが、その場合に重要視されるのが体重移動です。

2. 体重移動の方法について

野球のバッティングにおける体重移動は、バッティングする際の軸足から、打つ方向の足に体重を移し変えることです。

例えば、右バッターの場合は右足から左足へ、左バッターの場合は左足から右足への体重移動です。この体重移動をスイングとともにしなければなりません。では、この体重移動のポイントとなるのは両足への体重配分です。

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3. 体重配分について

右バッターの場合は右足、左バッターの場合は左足にかける体重の配分がポイントなります。
この軸足にかける体重配分については、構えている場合には、7割程度の体重をかけます。プロ野球のバッターでは8割程度の体重をかける選手もいます。

その後、スイングに伴い体重移動をします。バットがボールにあたるインパクトの位置までには、軸足には4割、振り出した足には6割程度の体重がかかる形が理想です。この体重移動をマスターすると、腕の力だけに頼らない、全身を使ったバッティングができるようになり、ボールが格段に飛ぶようになります。

4. 体重移動に関する注意

野球のバッティングにおける体重移動の注意点としては、軸足に体重が残らないようにすることです。体重を残したままの場合、インパクトの位置で体がのけぞってしまいます。そのため、打ったボールが上がってしまう可能性が高くなります。

もう1つの注意点は、バットを止めずに振り切ることです。バットを最後まで振り切ることによって、体重が確実に振り出した足に移ります。

野球のバッティングでは体重移動は意識も大事ですが、バットスイングをトップからフォローまで確実にすることにより、軸足から振り出した足に自然と移動するようになります。


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