野球のバッティングでの、足を上げるタイミングは、早めに行うべきです。
何故かと言いますと、足を上げるタイミングが遅すぎると、完全に振り遅れてしまうからです。
ピッチャーのボールは、時速100キロメートル以上で向かってきます。そのために、早くから足を上げて、準備をしておくことが、バッティング上達のカギになるのです。
1.野球のバッティングの足を上げるタイミング
ピッチャーが振りかぶって、まさに投げようとしているときに足を上げて打っても、どうしてもボールの勢いに負けて、振り遅れてしまいます。
そのため、打席に入り、自分の構えを作ったその瞬間に、足を上げる状態を作っておくことが、大切になってくるのです。
まず打席に入り、グリップを握ります。そうしたら、今度は上半身を、右バッターなら右に、左バッターなら左に捻転します。
そしてその時に、ステップするほうの足をあげますが、これは上げるというよりも、正確には、上がるという言いかたのほうが、正しいのかもしれません。
体を、ピッチャーの方向とは反対に捻りあげていく過程で、体重は軸足に移り、ステップする足は、それに伴って、自然と上がっていく状態になるものなのです。
そして、ピッチャーの投げた、向かってくるボールに瞬時に対応するために、かかとを上げたり下げたりして、タイミングをとります。
ここがポイントなのですが、かかとを上げ下げすることで、ピッチャーの変化に微妙に対応することができるのです。
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このあと、一本足にするバッターがいますが、これは、体重が完全に軸足に移動することになり、即座にボールに対応することが難しくなってきます。
打つ時の、ステップする場所もばらばらになりやすく、一定しない恐れがあります。
これでは、正確に、バットをボールに当てることが、非常に難しくなってきます。
メジャーリーガーのイチロー選手なども、日本にいるころには、一本足打法で打っていましたが、メジャーリーグへ行った後、向こうの速いボールに対応するために、一本足打法をやめて、その代わりに、右足のかかとを上げる下げるを繰り返しながら、タイミングをとるようになっています。
メジャーリーグのバッターは、こうして、足を上げるタイミングをとっている選手が多いのですが、日本のプロ野球のバッターは、まだ一本足で打つバッティングをする選手が、非常に多いように思われます。
そのため、日本の子供たちもまねをして、一本足で打ってしまいます。
正確に、バットをボールに当てるためには、一本足で打たないで、かかとの上げ下げを繰り返して、タイミングをとることが、野球のバッティング上達の秘訣となります。
2.上がった足の戻し方
上がった足を戻すのは簡単です。
ピッチャーがボールを離す手前くらいで、かかとを下ろせばいいのですが、このときポイントとなるのは、かかとをややピッチャーよりに移動させるということです。
こうすることで、勢いよく体重をステップする足に乗せることができ、力強い左側の壁ができあがります。
ここまでの一連の動作を繰り返し練習して、自分のものにしましょう。
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