スポーツでは、下半身の使い方が重要とよく言われますが、野球のバッティングも下半身の使い方が重要視されています。
他のスポーツと基本的には変わりがあるものではありませんので、野球だけでなく、他のスポーツを経験することも、野球の上達にも役に立つと思います。
1.野球のバッティングの下半身の使い方
バッティングでの下半身の使い方で、重要な部分を占めるのは、かかとの使い方でしょう。
まずグリップを握り、次に体を捻り軸足に体重を乗せますが、この時に体重を、ややかかとよりに乗せます。
こうすることで、体の後ろの、背中やお尻の、大きい筋肉を使うことができます。
このとき、ステップする足は、かかとを上げたり下げたりしながら、ピッチャーの投げて来るボールを待ちますが、これは、ピッチャーがどんなモーションで投げて来ても、瞬時に対応するために行うものです。
そして、ピッチャーの手から、ボールが離れる瞬間には、ステップする足のかかとが着地して、体重がかかと寄りに移ります。
かかと寄りに体重が乗っているということは、つまりは「股関節に体重が乗っている」ということになります。
左右の股関節に体重が乗ることで、体のバランスを、うまく保つことができます。
2.下半身の使い方のポイント
このあとバットを振っていきますが、ポイントなのが軸足の使い方になります。
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軸足の親指あたりに、多少体重がかかっていることを意識してください。
ただし軸足の膝は前に出してはいけません。
膝が前に出てしまうと、バットを振る手の通り道がなくなってしまうため、バットが極端に外側から入ってきてしまうのです。
だからと言って、完全に、ステップする足に体重が乗ってしまうと、ピッチャーの方向に体が流れて、力をボールに、うまく伝えることができません。
ステップした足のかかと寄りに体重を乗せつつ、軸足の親指あたりで、コントロールをするイメージです。
この動きを身につけるには、構えるときに、軸足のつま先を少し内側に閉じておいて、親指あたりに意識を持っておくと良いと思います。
最後に腰の使い方ですが、前の腰は、構えた時点では約45度回転していますが、フォロースルーでは、反対に、後ろの腰が構えたときの前の腰の位置まで入ります。
フィニッシュの状態で、腰がきちんとこの位置に収まってない人は、体重移動が正確に行われなかった証拠になります。
そういう方は、構えを作る段階で、しっかり腰を約45度回し、体重を軸足にほとんど乗せることが必要になってきます。
バッティング上達のためには、ピッチャーのすべてのボールに対応できなければなりません。
うまく下半身を使って、ピッチャーのボールに対応していきましょう。
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