野球を始めたころはバッティングの基本はダウンスイングだと教えられました。
しかし今、技術の発達やたくさんの情報が広がっていることでダウンスイングに対する認識が変わりつつあります。
したがってダウンスイングに対する正しい理解が必要となります。
ここでは「野球のバッティングが上達するためのダウンスイングの理解」をお伝えします。
なぜ初めにダウンスイングを教えるのか
野球のバッティングのスイングには大きく三つあります。
ダウンスイング、レベルスイング、アッパースイングです。
バッティングで最初に教わるのがダウンスイングですがそのとき言われるのが「上から叩け」ということです。
しかし、力のない小学生はバットをしっかり振ってボールを打ち返す力がありませんしボールの速さにバットのスイングが追いつきません。
そこでバット振るイメージではなく、上から叩くことを教えることでボールへの距離を短くしてボールの速さに対応できるようにするのです。
ダウンスイングが持つ意味
ではダウンスイングの持つ意味は何かというと、ボールまでのバットの距離を最短でスイングをする意識を持つことなのです。
力のない小学生がボールを打ち返すにはバットがボールに当たるまでの距離を短くしてロスのないスイングをさせる必要があります。
またバットを振る力もなくバットがボールのスピードに追いつかないのでダウンスイング教えるのです。
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もちろんバッティングでボールを捉えるときはバットがレベルスイングの状態の方が当たる率は上がります。
したがって、体力や技術の上達に伴ってボールを捉える瞬間はレベルスイングになっていることが理想的なスイングをなるのです。
ダウンスイングの持つ意味はあくまでもバットがボールを捉えるまでの最短距離を走らせる意識を持たせることなのです。
ダウンスイングの弊害と修正方法
ダウンスイングはバットを始動するときの意識の持ち方であって実際はレベルスイングの軌道を描いていくことなのです。
ダウンスイングを意識しすぎるあまり、体が前に突っ込むようになったりします。
体が前に突っ込んだ状態では体の軸がズレてしまうので、いいバッティングはできません。
したがってバットがボールに当たる瞬間にレベルスイングに持っていくことがバッティングの基本になります。
ダウンスイングで前に体が突っ込むのを修正する練習方法は、踏み出す前足に段差を作り、若干後ろに反るようなイメージでスイングを繰り返します。
意識は最短距離でバットを振ってレベルスイングを心がけてダウンスイングになりすぎないように修正をしていきます。
今までダウンスイングがバッティングの常識として教えられてきました。
しかしダウンスイングが意味するものが何かをしっかり知らないとバッティングの技術は上達しません。
それぞれのスイングの意味をしっかり理解して野球の上達につなげて欲しいと思います。
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