野球に怪我は付きものですが、その中でも予防できるものがあります。
特にスライディングで怪我をするのは間違った方法でやっている場合が多いのです。
正しい方法を身に付けて怪我の予防をしましょう。
1.スライディングでの怪我
スライディングで怪我をするのは膝の打撲、靭帯損傷、突き指、脱臼などがあります。
本来スライディングはお尻から滑り込み、足を伸ばしますが、膝を着いてしまうと打撲や靭帯損傷、先に手を着いてしまうと突き指や脱臼をする可能性がでてきます。
そもそもスライディングとはアウトになるかセーフかぎりぎりのタイミングで滑り込み、加速した状態で瞬時にお尻を着くので高い技術が必要になります。
正しいスライディングができずに膝や手を着いてしまうと加速していた力の負担が膝や手にいくので怪我に繋がります。
怪我の予防はスライディングを上達させることです。
2.正しいスライディング
正しいスライディングの方法とはお尻を地面に着けて、ベースに着く足の膝はしっかりと伸ばして手は地面に着かないことです。
間違ったスライディングをしている選手は最初に膝を着いてそこから足を伸ばしますが、これは膝を怪我してしまいます。
手を地面に着けてしまうのは上手く滑れていないので勢いが失われて思わず手を着いてしまうのです。
正しいスライディングを身に付ける上達方法はブルーシートの上でスパイクを脱いでやるのが最適です。
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ブルーシート上は滑りがいいので、良い練習になります。
助走をつけてからお尻を着けて滑り込んでいきます。
この際に地面に手を着かないように意識しましょう。
滑りが良いところで練習をすれば、練習での怪我も防ぐことができます。
3.ヘッドスライディングは危険
甲子園で負けたチームの最後のバッターがファーストへヘッドスライディングをするのを見たことがあると思います。
このヘッドスライディングは非常に危険で怪我の元になります。
ダイブするように手を伸ばしてベースに向かうので手首を捻挫する事、肩が脱臼する事、送球が逸れた時に手を踏まれる事など通常のスライディングよりも怪我をするリスクが高くなります。
そのため極力無駄なヘッドスライディングは避けましょう。
ランナーで牽制球をもらった時にとっさにヘッドスライディングするのは仕方ありませんが、内野ゴロでアウトになるかぎりぎりだからといってヘッドスライディングをするのはやめましょう。
ファーストへは駆け抜けた方が速く、怪我のリスクも下がります。
野球に怪我は付きものですが、防げる怪我もあり予防することが大切です。
良い選手になるには練習を積み重ねていかなければなりませんが、怪我をしていては練習ができません。
好きな野球が出来ないのは本人が一番辛いので出来る限りの予防はしていきましょう。
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